イラストを描く人や見るのが好きな人たちの間では「指描き」というワードもずいぶん一般的になってきた。
お絵かきアプリを使ってスマホ画面に直接指でイラストを描く人が多くなってきているのだ。
実はわたしも一時期指でイラストを描いていた時期がある。
そして、それがきっかけで今も(描かなくなったり、再開したりを繰り返しながら)絵を続けている。
初心者には液タブやiPadはいらない
「イラストを始めるには液タブやiPadが必要」だと思われるかもしれない。
実際、ほとんどのプロは液タブやiPad Proを使っていると公言している。
でも初心者が始めるにあたってはそんな高額な機材はいらない。
液タブは7万〜20万くらいするし、iPadもProとなると10万を超える。
もしイラストを続けられなかった場合、iPadは他の用途に使えるが、液タブは置物になりやすい。(実体験あり)
しかし、今もっているスマホで始めれば初期費用ゼロである。
とはいえ、指で描けるのか?
わたしも試すまではスマホで絵を描くなんて考えもしなかった。
でも、ある日「もしかしてできるんじゃね?」と思い立ってアイビスペイント(お絵かきアプリ)をダウンロードして、線を引いてみた。
めっちゃいい線引けるね????
スマホ、またはアプリの筆圧感知が優秀なのか、指で描くとすっごい理想的な入り抜きの線が引けるのである。
正直、アナログのGペンを使って引く線よりも美しい。
色塗りは塗る面積が大きいとちょっと大変なのだが、優秀な塗りつぶしツールがあるので、今風のアニメ塗りであれば十分対応できる。
XなどSNSで公開する目的ならそれくらいのサイズのイラストはスマホでも描けてしまう。
Xを見ていても、一見しただけでは指で描いたかどうか見分けがつかないクオリティのイラストを描ける人が今はごまんといる。
イラストにまず必要なのは「やる気」と「継続力」
いい機材があるからといって絵がうまくなるわけではない。絵がうまい人がいい機材を使っているだけなのである。
絵がうまい人は、「絵を描き続けている人」である。
(たまに「イラスト初めて◯日目です!」と言いながらめちゃうまい絵を描く人もいるが、そういう人はイラストを見る目と出力精度が最初から高いのであり、ごく少数である)
絵は描きつづけ、改善していくサイクルを繰り返して成長していく。
だから、習慣化が一番大事なのだ。
描くことを習慣づけられれば、プロが使う機材を手にしてもスムーズに使いこなせる。
機材を買うタイミング
- 絵を「もっと描きたい」と思ってから
- 今使っているツールだと物足りないと感じたとき
こういう時期がきたら、少しずつイラストのための投資を始めてOK。
個人的には、もしパソコンを持っているなら板タブ(=液晶のついていないペンタブレット)、
持っていないなら、iPad がおすすめ。(Proじゃなくて可)
さっそく始めてみよう
思い立ったが吉日、まずはアプリを入れてみよう。
無料でも基本機能が使えるのが次の2つ。
ibisPaint(アイビスペイント)
MediBang Paint(メディバンペイント)

どちらも高性能なペイントソフトなので、ぜひどちらも試してお絵かきを楽しんでほしい。
コメント